納めて佇てば

父の骨納めて佇(た)てば父が植ゑし萩伸びゐたり墓にふれつつ

 

亡き父の話出づればよき爺と吾子らのいふに慰められつ

 

長病みの姑看取りつつ唐突に逝きたる父を幸とも思ふ

 

スーパーの雑踏にゐてひとときを父なきことの悲しみ忘る

 

母方の祖父は、脳溢血で突然倒れ数時間で息を引き取ったそうです。69歳でした。母が35歳の時の作品です。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ  Banner2 応援クリックありがとうございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

父逝きて

さし木して育てしつつじわが庭に植ゑよと抱へ来し父なりき

 

逝く日まで働きをりしわが父を老ひたる人ら羨(とも)しともいふ

 

Banner2心に届く歌がありましたら、クリックをどうぞよろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

父逝きし夜

蕗のたふ(ふきのとう)摘むは楽しと書きし後

             日記余白にて父逝きたまふ

 

上京の日を待ちゐたる父逝きて

             そなへし背広壁にかかれる

 

言葉なく子ら枕辺に集(つど)ひつつ

              父逝きし夜を春の雪降る

 

Banner2心に届く歌がありましたら、クリックをどうぞよろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)